ファイルのアクセス権を設定する
ファイルのアクセス権限を利用して、あなたの所有するファイルを誰が参照でき、誰が編集できるかを制御することが可能です。ファイルのアクセス権を確認および設定するには、ファイルを右クリックしてプロパティを選択し、それからアクセス権タブを選択します。
ファイル
ファイルの所有者、所有グループ、およびシステム上のその他のユーザーのアクセス権を設定することができます。あなたのファイルについてはあなたが所有者であり、自分に対して読み込み専用の権限あるいは読み書き権限を設定できます。誤ってファイルを変更したくない場合は、ファイルを読み込み専用にしてください。
お使いのコンピューターの、どのユーザーも何らかのグループに所属しています。家庭用コンピューターでは、各ユーザーが自分自身のグループに所属しているのが一般的であり、グループの権限が使用されることはあまりありません。企業環境では、グループが、部署やプロジェクトにあわせてグループを活用することが時々あります。各ファイルには、1つの所有者が設定されているのと同じように、1つの所有グループが設定されています。ファイルのグループを設定することによって、そのグループに属する全ユーザーの権限を制御できます。ファイルに設定できるグループは、あなたが属しているグループだけです。
ファイルの所有者でも、所有グループに属するユーザーでも無い、その他のユーザーの権限も設定できます。
ファイルがスクリプトなどのプログラムである場合、それを実行するには、プログラムとして実行可能のオプションを選択してください。このオプションが設定されていても、ファイルマネージャーはそのファイルを何らかのアプリケーションで開くこともあれば、どうするか確認することもあります。詳細は実行可能なテキストファイルを参照してください。
フォルダー
フォルダーに対して所有者、グループおよびその他ユーザーの権限を設定できます。所有者、グループおよびその他ユーザーについては、上記のファイルの権限を参照してください。
フォルダーに対して設定できる権限は、次の点でファイルの権限とは異なります。
- なし
ユーザーは、そのフォルダーに含まれるファイルを確認することもできません。
- 表示のみ
ユーザーは、そのフォルダーに含まれるファイルを確認することができます。しかし、ファイルを開いたり、新規作成したり、削除したりすることはできません。
- アクセスのみ
ユーザーは、そのフォルダーのファイルを開くことができます (該当ファイルに対する権限があるかぎりで)。しかし、ファイルの新規作成や削除はできません。
- 作成と削除
ユーザーは、フォルダーへの完全なアクセス権を持ち、ファイルを開いたり、新規作成したり、削除したりすることができます。
また、フォルダー内のすべてのファイルの権限を変更する…をクリックして、フォルダーにある全てのファイルのアクセス権を簡単に変更できます。ドロップダウンリストを使用してファイルとフォルダーのアクセス権を調整し、変更をクリックします。アクセス権はサブフォルダー内にあるファイルとフォルダーにも適用されます。