破損したファイルシステムを修復する
予期せぬ停電、システムクラッシュ、ドライブの安全でない取り外し、などが原因でファイルシステムが破損する可能性があります。これらの事態に遭遇した場合は、データ損失を未然に防ぐために、ファイルシステムのチェックや修復を行うことをお勧めします。
場合によっては、ファイルシステムのマウントや修正のために修復が必要となります。仮にチェック時に破損が報告されなかったとしても、ファイルシステムはまだ内部で 'dirty' としてマークされていて、修復が必要になる可能性があります。
ファイルシステムの破損を確認する
アクティビティ画面を開き、ディスク (Disks) を起動します。
左側にあるストレージデバイスの一覧から、対象のドライブを選択します。ドライブに複数のボリュームがある場合は、対象のボリュームをクリックします。
ボリュームセクションの下のツールバーにある歯車ボタンをクリックし、ファイルシステムをチェック…をクリックします。
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表示されたダイアログの OK ボタンをクリックします。データが多ければ多いほど、チェックに時間がかかります。
この操作はファイルシステムに対して変更を加えたりはしませんが、アンマウントする必要があります。チェックが終わるまでしばらく待ちます。
チェックが完了すると、ファイルシステムの破損の有無が表示されます。ファイルシステムに破損が無かったとしても、内部の 'dirty' マークをリセットするために修復が必要になる場合があることに留意してください。
修復時のデータ損失の可能性
Filesystem Structure (ファイルシステム構造) が破損している場合は、そこに格納されているファイルにも影響があります。場合によっては、それらのファイルを元の状態に戻せず、削除されるか、特殊なディレクトリに移動されます。通常、移動先はファイルシステムの最上位層にある lost+found という名前の、リカバリーされたファイルを配置するためのフォルダーです。
処理中に重要なデータが失われるかもしれない場合は、修復前にパーティションイメージを作成してバックアップしておくことをお勧めします。
イメージは sleuthkit のようなフォレンジックツールで処理することで、修復中に復元されなかった失われたファイルやデータ片、以前に削除したファイルを復旧することができます。
ファイルシステムを修復する
アクティビティ画面を開き、ディスク (Disks) を起動します。
左側にあるストレージデバイスの一覧から、対象のドライブを選択します。ドライブに複数のボリュームがある場合は、対象のボリュームをクリックします。
ボリュームセクションの下のツールバーにある歯車ボタンをクリックし、ファイルシステムを修復…をクリックします。
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表示されたダイアログの OK ボタンをクリックします。データが多ければ多いほど、修復に時間がかかります。
この操作はファイルシステムをアンマウントする必要があります。修復処理はファイルシステムの一貫性を保ち、破損したファイルを特殊なフォルダーに移動します。修復が終わるまでしばらく待ちます。
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処理が完了すると、修復の成否が表示されます。修復に成功した場合は、これまで通り使用できます。
修復に失敗した場合は、後日、重要なファイルを回収できるように、パーティションイメージを作成してバックアップします。イメージを読み込み専用でマウントするか、sleuthkit のようなフォレンジックツールを使用することで、ファイルを回収できます。
再びボリュームを使用するには、新しいファイルシステムでフォーマットする必要があります (全てのデータが失われます)。