ボリュームとパーティションを管理する

ボリュームという単語は、HDD のようなストレージデバイスを扱う際に使用されます。ボリュームによって、1つのストレージデバイスを複数に分割して扱うことができます。コンピューターはボリュームをシステムにマウントして扱います。マウントできるボリュームには、HDD、USB メモリー、DVD-R/RW、SD カード、その他の様々なメディアがあります。ボリュームをマウントすると、そのボリューム上にあるファイルを読み書きすることができます。

しばしば、マウントされたボリュームはパーティションと呼ばれることがありますが、それらは必ずしも同一とは限りません。パーティションとボリュームの違いについては、次のページなどを参照してください。

ディスクユーティリティを使用してボリュームとパーティションを管理する

ディスクユーティリティでコンピューターのボリュームのチェックと変更を行うことができます。

  1. アクティビティ画面を開き、ディスク (Disks) を起動します。

  2. 左側にあるストレージデバイスの一覧に、HDD/SSD、CD/DVD ドライブ、USB メモリーなどが表示されます。

  3. 確認したいデバイスをクリックすると、ウィンドウの右側に、そのデバイスのパーティションとボリュームが表示されます。また、その下にはパーティションとボリュームを操作するためのメニューボタンを備えたツールバーが表示されます。

コンピューターには恐らく、最低1つのプライマリーパーティション (と、場合によってはスワップパーティション) があります。スワップパーティションは OS によってメモリ管理のために使用されます (最近の Ubuntu はスワップパーティションを作成せず、ルートパーティションにスワップファイルを作成して使用します)。プライマリーパーティションには、OS、アプリケーション、各種設定、個人ファイルなどがあります。これらのファイルはセキュリティや利便性を考慮して、複数のパーティションに分けて保存することもできます。

プライマリーパーティションには、コンピューターのブートに必要な情報が含まれている必要があります。ゆえに、ブートパーティションまたはブートボリュームと呼ばれることがあります。ボリュームがブート可能かどうかは、パーティションをクリックして、下の方に表示されているパーティションタイプ(ブート可能) と表示されているか否かで判断することができます。USB メモリーや CD のような外部メディアには、ブート可能なボリュームが含まれています。