コンピューターから音が出ない

例えば、音楽を再生した時などにコンピューターから音が出ない場合は、以下のトラブルシューティングに関する手順を確認します。

サウンドがミュートされていないことを確認する

システムメニューを開き、サウンドがミュートになっていないか確認します。

ラップトップには、ミュートするスイッチや、キーボードにミュート機能がある場合があります。それらを押して、サウンドがミュートになっていないか確認します。

音楽を再生するのに使用しているアプリケーション (例えば音楽プレイヤーや動画プレイヤーなど) がミュートになっていないかどうかも確認します。それらのアプリケーションはメインウィンドウでボリュームの調整が可能なので、そこを確認します。

また、設定パネルのアプリケーションタブで音量を確認することもできます。

  1. アクティビティ画面を開き、sound またはサウンドと入力します。

  2. サウンドをクリックして設定パネルを開きます。

  3. アプリケーションタブをクリックして、音声を再生しているアプリケーションがミュートになっていないか確認します。

スピーカーがオンであり、適切に接続されていることを確認する

コンピューターに外部スピーカーがある場合は、電源が入っているかどうかと、ボリュームの設定が十分かどうかを確認します。スピーカーのケーブルが、コンピューターの音声出力ジャックにしっかり挿し込まれていることを確認します。このジャックは通常、薄緑色をしています。

サウンドカードによっては、複数の出力ジャック (ヘッドホン出力、ライン出力、光デジタル出力など) を備えている場合があります。

スピーカー側でもケーブルがしっかり挿し込まれているかどうかを確認します。スピーカーによっては、複数の差し込み口がある場合があります。

サウンドデバイスが正しく選択されていることを確認する

環境によっては、サウンドデバイスが複数存在する場合があります。それらにはサウンドを出力できるものとできないものがあり、正しいサウンドデバイスが選択されているかどうかを確認する必要があります。この場合、正しいデバイスを選択するのに試行錯誤を伴います。

  1. アクティビティ画面を開き、sound またはサウンドと入力します。

  2. サウンドをクリックして設定パネルを開きます。

  3. 出力タブでプロファイルを変更し、音が出るかテストします。各プロファイルで音が出るか確認します。

    音が出ない場合は、一覧にある他のサウンド出力デバイスで、音が出るまで同じことを繰り返します。

サウンドカードが適切に検出されていることを確認する

サウンドカード用のドライバーが存在せず、正しく認識されていない可能性があります。その場合は、ドライバーを手動でインストールする必要があります。インストール方法はサウンドカードの種類やメーカーによって異なります。

端末で lspci コマンドを実行して、サウンドカードを確認します。

  1. アクティビティ画面から端末を起動します。

  2. sudo lspci と入力して、管理者権限lspci を実行します。

  3. コントローラーデバイス、サウンドカードの型番などが表示されるか確認します。また、lspci -v を実行すると、より詳細な情報が表示されます。

ドライバーが存在しない、あるいはドライバーをインストールできない場合は、新しいサウンドカードを購入するしかないかもしれません (※編注: クリエイティブ・メディアの Sound Blaster の USB オーディオ製品は恐らく Ubuntu でも動作します)。