コンピューターのハイバネートはどのようにすればいいですか?
コンピューターをハイバネートすると、アプリケーションおよびドキュメントの状態を保持した状態でコンピューターの電源がオフになります。電源オフの間は電力を消費しません。コンピューターを再びオンにすると、アプリケーションとドキュメントがハイバネート時点の状態で立ち上がります。
残念ながら、ハイバネートが正しく機能しないことがよくあります。コンピューターを再びオンにした時にドキュメントとアプリケーションが開かれた状態で復帰することを期待すると、データが失われてしまう可能性があります。そのため、デフォルトではハイバネートは無効になっています。
ハイバネートが動作するかのテスト
ハイバネートする前に必ず作業を保存してください
コンピューターを再びオンにした時に何らかのエラーが発生してアプリケーションやドキュメントの復元が不可能にならないよう、ハイバネートする前に全ての作業を必ず保存してください。
ハイバネートが動作するかどうかを、コマンドを使用してテストすることができます。
アクティビティ画面から端末を起動します。
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sudo systemctl hibernate というコマンドを入力して Enter キーを押します。
パスワードを入力して再度 Enter キーを押します。
コンピューターの電源を入れなおしてください。アプリケーションが再度開かれましたか?
ハイバネートが動作しない場合:
スワップ領域が、最低でも利用可能な RAM と同じサイズは確保されているか確認します。
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btrfs パーティションが存在するとハイバネートが失敗することが確認されているので、btrfs を使用していないことを確認します。btrfs パーティションの削除や再フォーマットだけでなく、btrfs-tools パッケージのアンインストールも必要です。
sudo apt purge btrfs-tools
ハイバネートを有効にする
ハイバネートのテストが成功した場合は、引き続き sudo systemctl hibernate コマンドでハイバネートしてください。
メニューからハイバネートできるようにすることもできます。/etc/polkit-1/localauthority/50-local.d/com.ubuntu.enable-hibernate.pkla を作成し、テキストエディターなどで以下を記述して保存します。
[Re-enable hibernate by default in upower] Identity=unix-user:* Action=org.freedesktop.upower.hibernate ResultActive=yes [Re-enable hibernate by default in logind] Identity=unix-user:* Action=org.freedesktop.login1.hibernate;org.freedesktop.login1.handle-hibernate-key;org.freedesktop.login1;org.freedesktop.login1.hibernate-multiple-sessions;org.freedesktop.login1.hibernate-ignore-inhibit ResultActive=yes