Ubuntuにはiptablesというパケットフィルタリングソフトが初めからインストールされていますが、特に何の設定もされておらず、ファイアーウォールとして機能していないため、自力で設定を行う必要があります。iptablesの設定は難しいため、Ubuntuにはufwやgufwといったiptablesの設定を補助するツールが用意されており、ここではgufwを用いてファイアーウォールの設定を行います。
ppaを追加してUIの未翻訳部分をいくつか日本語化します。
まず以下のdebファイルをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールします。
次に、ppaと入力、表示された をクリックして起動し、ppa:sicklylife/ppaのチェックボックスをクリックしてチェックを入れ、 をクリックします。
をクリック、PPA の追加を完了しました。というダイアログが表示されたらupdateと入力、表示された をクリックして起動し、リポジトリ情報をアップデートします。
をクリックしてダイアログを閉じ、 をクリック、コマンドを使って追加する場合は、terminalまたは端末と入力、表示された をクリックして起動し、以下のコマンドを実行します。
をクリック、sudo add-apt-repository -y -n ppa:sicklylife/ppa
sudo apt update
Dockのgufwと入力、表示された をクリック、 をクリックします。
をクリックして起動し、ヘッダーバーの右側にある をクリックして検索欄を表示させ、 にコマンドを使ってインストールする場合は以下を実行します。
で をクリックします。
またはgufwと入力、表示された をクリックします。
をクリック、起動時にパスワードを求められるので、ログインパスワードを入力します。起動すると以下のようなウィンドウが表示されます。
ステータス:の右側のボタンをクリックしてオンにするとファイアーウォールが有効になり、その右側にある盾の画像の色が変わります。
有効にした時点では、外部から内部へのアクセスは全て遮断し、内部から外部へのアクセスは全て許可します。この設定だとLAN内のWindowsファイル共有(SMB)にもアクセス出来ないため、設定を変更してポートを開ける必要があります(後述します)。
Windowsファイル共有(SMB)などの、外部からのアクセスが必要な機能やアプリを利用する場合は、ルールを追加してポートを開ける必要があります。
まず
をクリックし、 をクリックします。設定ウィンドウが表示されるので、そのウィンドウの下の方にある入力欄にsmbやsambaと入力、 をクリックした後 をクリックします。
追加した設定はルールの一覧に表示されます。
をクリックすると現在アプリが使用しているポートの一覧が表示されます。
をクリックするとGufwとufwのログが表示されます。