HDDをフォーマットする - Ubuntu 20.04編

目次

ドライブを初期化する

買ったばかりのHDDやSSDを使用するには、まずGPT形式で初期化する必要がある。

  • 市販の外付けHDDやUSBメモリーなどは初期化済みのはずなので、この作業は必要ないはず。

ディスク (Disks) を使用して初期化する

画面左上の『アクティビティ』をクリック、diskと入力、表示されたディスクをクリックして起動し、初期化したいドライブをクリックして選択、ヘッダーバーのをクリック、ディスクを初期化…をクリックする。

ダイアログが表示されるので、パーティションを新しいシステムと2TBを超えるハードディスクで互換 (GPT)にして、「初期化」ボタンをクリック、本当にディスクを初期化しますか?という確認ウィンドウが表示されるので「初期化」ボタンをクリックして初期化する。

パーティションを作成してフォーマットする

画面左上の『アクティビティ』をクリック、diskと入力、表示されたディスクをクリックして起動し、フォーマットしたいドライブをクリックして選択、ボリュームの下にあるツールバーの「+」ボタンをクリックする。

パーティションを作成ダイアログが表示されるので、割り当てたい容量を入力し、ヘッダーバーの次へボタンをクリックする。

ボリュームを初期化ダイアログが表示されるので、ボリューム名 (パーティションのラベル) を入力し、タイプをLinux用の内蔵ディスクとして使用する (Ext4) にして、ヘッダーバーの作成ボタンをクリックする。

フォーマットが完了したら、ボリュームの下にあるツールバーの「▶」ボタンでマウントできる。起動時に自動的にマウントしたい場合は後述の設定が必要。

  • 「内蔵ディスクとして」となっているが、外付けドライブも普通に可。
  • フォーマットしたボリュームは、フォーマットを実行したユーザーにのみアクセス権がある。
  • 「Windows で使用する (NTFS)」を選択しないよう注意。UbuntuでフォーマットしたNTFSはもどきなので、NTFSでフォーマットしたい場合はWindowsでフォーマットすべき。
  • ext4やFAT以外 (例えばXFSなど) でフォーマットしたい場合は、先に必要なツールやライブラリをインストールしておく必要がある。

パーティション作成時にエラーが発生した場合

パーティションの作成中にエラーが発生しましたというダイアログが表示されてパーティションを作成できない場合、まずはパーティションを小さめのサイズ (半分程度) で作成し、後から「歯車」ボタンサイズを変更…から少しずつ拡張するとうまくいくかもしれない。

既存のパーティションをフォーマットする

すでに存在するパーティションをフォーマットする場合、パーティションがマウントされているとフォーマットできないので、まずアンマウントする必要がある。

画面左上の『アクティビティ』をクリック、diskと入力、表示されたディスクをクリックして起動し、フォーマットしたいドライブをクリックして選択、ボリュームの下にあるツールバーの「■」ボタンをクリックしてアンマウントする。

次に、その右側にある「歯車」ボタンをクリック、パーティションを初期化…をクリックする。

ボリュームを初期化ダイアログが表示されるので、ボリューム名 (パーティションのラベル) を入力し、タイプをLinux用の内蔵ディスクとして使用する (Ext4) にして、ヘッダーバーの次へボタンをクリック、

詳細の確認ダイアログが表示されるので、このパーティションを本当にフォーマットしていいのかよく確認してから、「初期化」ボタンをクリックする。

フォーマットが完了したら、ボリュームの下にあるツールバーの「▶」ボタンでマウントできる。起動時に自動的にマウントしたい場合は後述の設定が必要。

  • 「内蔵ディスクとして」となっているが、外付けドライブも普通に可。
  • フォーマットしたボリュームは、フォーマットを実行したユーザーにのみアクセス権がある。
  • 「Windows で使用する (NTFS)」を選択しないよう注意。UbuntuでフォーマットしたNTFSはもどきなので、NTFSでフォーマットしたい場合はWindowsでフォーマットすべき。
  • ext4やFAT以外 (例えばXFSなど) でフォーマットしたい場合は、先に必要なツールやライブラリをインストールしておく必要がある。

パーティションをシステム起動時にマウントする

Windowsはフォーマットしたパーティションは自動的にマウントされるが、Ubuntuは手動で設定する必要がある。

画面左上の『アクティビティ』をクリック、diskと入力、表示されたディスクをクリックして起動し、マウントしたいドライブをクリックして選択、マウントしたいボリュームをクリックして選択、ボリュームの下にあるツールバーの「歯車」ボタンをクリック、マウントオプションを編集…をクリックする。

マウントオプションの設定ウィンドウが表示されるので、ユーザーセッションのデフォルトをクリックしてオフにし、システム起動時にマウントするにチェックを入れ、識別名LABEL=UUID=にしてマウントポイントを任意の場所に変更した後、OKボタンをクリック、パスワードを入力して設定を反映させる。

Ubuntuを再起動すると、そのパーティションが自動的にマウントされる。

マウントされたパーティションは、ドライブが内蔵の場合はファイルマネージャーのサイドバーの他の場所から、外付けの場合はサイドバーからアクセスできる。

  • 識別名をUUIDにするとマウントポイントのフォルダー名が長くなる (変更可)。
  • マウントポイントのフォルダーは自動的に作成されるので、事前に作成しておく必要はなし。