Mozc UT2をインストールする - Ubuntu 18.10編

Mozc UT2とは

Mozc UT2は、UTUMI Hirosi氏が作成、公開しているMozc用のUT2辞書を内包したMozcです。

UT2辞書はMozcのシステム辞書として組み込まれるため、利用するにはMozcをビルドし直す (Ubuntuにインストールできるように作り直す) 必要があります。

Mozc UT2のインストール方法

Mozcのソースコードのダウンロード

まず、OSDNの作業部屋からUT2辞書を組み込むMozcをダウンロードします。

コマンドを使ってダウンロードする場合は、画面左上の『アクティビティ』をクリック、terminalまたはcommandもしくは端末と入力、表示された端末をクリックして起動し、以下のコマンドを実行します。

wget https://osdn.net/downloads/users/23/23067/mozc-2.23.2815.102%2Bdfsg~ut2-20171008d%2B20181201cosmic.tar.xz

展開

ダウンロードしたファイルがあるフォルダーで、以下を実行してファイルを展開し、作成されたフォルダー内に移動します。

tar xavf ./mozc-* && cd mozc-*/

ビルドに必要なパッケージのインストール

以下を実行して必須パッケージをインストールします。

sudo apt update && sudo apt upgrade -y && sudo apt install -y devscripts debhelper libibus-1.0-dev pkg-config libxcb-xfixes0-dev libgtk2.0-dev python-dev gyp protobuf-compiler libprotobuf-dev qtbase5-dev libqwt-qt5-dev libgwengui-qt5-dev libuim-dev libzinnia-dev fcitx-libs-dev gettext desktop-file-utils ninja-build

ビルド

以下を実行してビルドを開始します。結構時間がかかります。

sudo ./build_mozc_plus_utdict

ビルドに必要なパッケージのアンインストール

ビルドが終了したら、インストールされた大量のパッケージを削除しておきます。以下は、一例です。

tail -n 5 /var/log/apt/history.log | grep Install: | sed -e s/"Install: "// | sed -e s/", automatic"//g | sed -e s/"), "/"\n"/g | sed -e s/" (.*$"/""/g | tr '\n' ' ' | xargs sudo apt-get remove -y

Mozc UT2のインストール

ビルドが正常に終了するとdebファイルが複数生成されるので、以下を実行してインストールします。

sudo dpkg -i ./mozc-data_*.deb ./mozc-server_*.deb ./mozc-utils-gui_*.deb ./ibus-mozc_*.deb

fcitx-mozcがインストールされている場合 (Ubuntu 16.04から18.04にアップグレードした場合など) は、上のコマンドの代わりに以下を実行してインストールします。

sudo dpkg -i ./mozc-data_*.deb ./mozc-server_*.deb ./mozc-utils-gui_*.deb ./ibus-mozc_*.deb ./fcitx-mozc_*.deb

後はUbuntuを再起動すればUT2辞書を内蔵したMozcを利用できるようになります。

UT2辞書が有効になっているかどうかは、ばーじょんと入力して変換し、表示された変換候補にMozc-UT2-2.23.2815.102+24.2.ossといった文字列が含まれているかどうかで判別できます。

カタカナをアルファベットへ変換する際の不具合に対応する

変換候補に半角英字と全角英字が入り交じる場合があるので、気になる場合は以下のページを参考にしてください。

  • 何か問題がありましたらブログのこの記事のコメント欄にお願いします。

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